4月以来のメッセージが届きましたのでご紹介させていただきます。
昨年二本の映画を担当しそして今年は音楽フェスや東北応援活動など精力的に活躍されてうれしい限りです。
もう元のような活動が出来るのですね〜嬉しいです。
2年前のメッセージではかなり落ち込んだ暗い内容だった気がしますが、彼なりの療法と先端療法を合わせて、それが回復に繋がったのですね。
今では日本とアメリカの往復もOK! アメリカと言っても彼の住むニューヨーク(東海岸)は遠いですからね〜。
こんなお元気な教授が再び音楽の世界で活躍されること、本当に嬉しいです。
それにしても優秀な科学者も音楽家も日本から流出してしまう中で、坂本さんは常に日本に視点を置いた活動をしています。そこがまた好きな所です
● MESSAGE FROM SKMT
■■■
NYは朝夕は少し涼しいものの、気持ちのいい日がつづいていますが、オーランドの銃乱射事件、シリアやアフリカなど各地で毎日のようにおこっているテロ行為、殺戮、不均衡、そして沖縄の事件・・・世界で起こる問題に日々直面し平穏ではいられません。
沖縄の事件に関連するような題材をあつかった李相日監督作品「怒り」の音楽を、年明けから3月下旬にかけて作っていました。「母と暮せば」や「レヴェナント」で音楽的な体力がついたところで臨んだ作品だったので、自信を持って「良いものができた」と言える音が作れたと自負しています。
李さんは噂に違わずしつこく食い下がる人ですが、それは少しでもよいものにしようという強い情熱から発するもので、ぼくも納得しながら監督を満足がいくまで付き合いました。近年の日本映画にはないパワフルかつ深い映画になったと思います。ぜひ楽しみにしてください。
さて7月は日本の行方を決める大事な選挙がありますね。ぼくは今月末にNYの領事館に投票にいきます。みなさんもぜひ投票所へ。
坂本龍一
■■■
李相日監督作品「怒り」予告編
はコチラ
出演
渡辺謙、森山未來、松山ケンイチ、宮崎あおい、綾野剛、広瀬すず 妻夫木聡 ピエール瀧、原日出子 他
音楽
坂本龍一

0