今日は母の日
めでたいのだ〜
と朝早くからウキウキして居たらテレビのニュースで「北朝鮮が今朝早くに打ったミサイルが日本海に着弾」と言っている。
北朝鮮か・・・そういえば38度線まで行ったなあ〜
思い出したので、その時の記事を載せてみたい。
興味のある方だけご覧くださいね。
題して〜
チラリと見えた北朝鮮 2013年〜
いよいよ今回の最大目的地
板門店に行きます。日本を発つときから緊張してました。(昨日の馬鹿笑いはすっかり忘れた!)
非武装地帯38度線見学は個人では許可されない為、ツアーに参加。四日前までに申し込まなくてはなりません。ロッテホテル内の事務所に集合。
非武装地帯(韓国と北朝鮮を分断する地帯)ではお互いの戦闘行為をしないという約束の下、国際連合(UN・・United Nations )が
共同警備区域として警備しているところ。
ツアー会社によるパスポートの確認、服装の確認を経てからバスに乗り出発。
バスに乗って40分もすると田舎の風景です。進行方向左側に川、その向こうは北朝鮮。
北朝鮮側の山々はどれもところどころ木がなく地面が見えてます。薪にするため人民が伐採するためとか。こちら側には火の見やぐらのような背の高い監視小屋が500メーターおき位にあります。よく見るとちゃんと兵士が立っているのが見えました。
バスが急に「統一大橋」のゲートの前で止められ、銃を装備した韓国軍兵士によるパスポートチェックがありました。バスの乗客は全員緊張したと思います。
「統一大橋」から北へは民間人統制区域と言って,民間人は許可無く行くことができません。
■ここから先は非武装地帯(DMZ)です。
DMZ内は、許可される場所以外は撮影禁止になっていて、ガイドさんから十分すぎるほどの厳重注意を受けました。
北朝鮮国旗が国旗として世界一の高さで掲揚されてます。旗の大きさは60畳もあります。
その下あたりにある家々は「見せ掛けの村」(宣伝村)で誰も住んでいません。何でそんなことする必要があるのか・・・I don't Know・・です。
板門店に行く前にキャンプ・ボニファスというところでバスを乗り換え。(なぜ乗り換えるのか理由は分かりません)そして国連からの
「見学者宣言書」にサイン。
内容は〜
・北朝鮮によって予期せぬ事変、事件がおきても国連軍、アメリカ合衆国、大韓民国は安全を保障できないし責任は負えない。
・北朝鮮の軍人などとの会話、交際は固く禁ずる。
・北朝鮮側にとって国連軍を誹謗する宣伝材料になるような身振り、表現、服装をつつしむ。
(指差し、手を振る、アメリカを連想させるTシャツ、ジーパン、英語のロゴ入りシャツなど)
・12時間以内に飲酒したものは見学から除外。(お酒の好きな人、要注意)
・いかなる出来事があっても、平静を保ち警護のものの支持に従うこと。
・いかなる不平・苦情はキャンプ・ボニファスに帰った後で申し出ること。
などなど。
サイン後、皆の顔がこわばる・・・・
乗り換えたバスで10分。ついに板門店に入場。
二列に並ばされて進みました。
正面の立派な建物は北朝鮮側です。私たちが到着したとき、正面の建物の屋上に6,7人の人がこちらを見てました。同じく北の見学者を思われます。

水色の会議所に二人、
半身を建物に隠し、半身で北側を見張っている軍人が見えますか?このスタイルでじ===っと動きません。敵襲にあった場合の安全策(?)です。
(こういう位置関係になります。写真拝借)
会議所の中は中央の大きなテーブルの真ん中がちょうど38度線で北と南の分かれ目となってます。ただし、南北で共有しているため南が使うときには北の軍人はこの部屋に入ってきません。
会議所の中は自由に撮影できます。沢山ある窓から外を撮影しても大丈夫。
この青い色の会議所の中だけ我々も北朝鮮に入れるところです。もちろん扉を開けて外に出ることは禁止。
窓の外には間近に北の軍人が警備に当たっているのが見えます。キンチョー!
体に合わないブカブカの軍服を着ている北朝鮮の軍人。貧しさが忍ばれました。
この真ん中の線を一歩でも越えたら大変な事態になります。
過去に見学者が北側に入ったために銃撃戦となり国連兵士が一名亡くなったそうです。
この北の軍人二人はギリギリのところに立っているわけですね〜
韓国側UN軍人さんをぱちり。マネキンみたいでしょう?彼らの特徴は、

若い

身長175以上

全員が真黒めがね(理由:目の動きを敵に悟られないため)レイバンのサングラスで揃えている。

握りこぶし(理由:テコンドウの形)
観光客の為に形のよい男子を選んだいるのか。と思うほど、板門店UN軍人は全員スマート。
(携帯カメラにしてはよく撮れた!)

板門店周囲の国連軍兵士は、北朝鮮兵士に見劣りしないように175センチ以上であること。英語力に優れていることの条件を満たした超エリートです。
我々見学者は緊張してすっかり大人しく整然と支持されたままに動きました

「近くて遠い国」という印象の北朝鮮でしたが、こうして訪れてみると「こんなにも近い国」と思います。この先に拉致された人々が居ると思うと、こんなに近いのに何故救出できないのかといらだたしく思えてなりません。
アメリカのCIAが本気を出せば必ず救出できると考えるのは甘いでしょうか。
続く〜イムジン川へ
と、こんな感じでした。ハイ。

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