追記
この日曜日にはフラのイベントがありました。
毎年ですが、とある有名大学OB主催パーティーのゲストとしてお呼ばれし、フラを披露させて頂きました。夜のパーティーは疲れますね〜いつもは寝る時間帯ですもの。
特に最近は眼精疲労が著しいはるすみ

テレビっ子として60年もたてば当たり前だ(のクラッカーです)
目の裏に気泡のようなものがあるので(ある程度年になると出る症状)視点を固定すると見えにくくなるため、少し視点を移動するとはっきり見えたりします。ああ、わずらわしい〜という気持ちから読書はもう何年もしていません。
しかしどうしても読みたい本があって読み始めました。まだ読み途中。(やはり原作とドラマは違うようですね。)
「風の絵師」〜宮廷絵師への道(著者イ・ミョンジョン)・・・カテゴリーは歴史ミステリー
18世紀。実在の朝鮮の宮廷画家キム・ホンドと弟子
シン・ユンボクの物語。
当時の政変を背景に、国王正祖(チョンジョ。イ・サンのこと)との様々な交流と天才と呼ばれた二人の画家の人生の行方を描いています。

キム・ホンドは子供の頃から筆を持って描けないものはない、といわれたほどの天才振りを発揮していた。国王の肖像画を描ける朝鮮一の画家として宮廷に入る。

一方弟子のシン・ユンボクは平民の、特に女性の絵を好んで描き、民の飾らぬ日常や春画も得意とした。その才能は師匠のホンドも嫉妬を覚えるほどだった。型にはまらないユンボクは結局宮廷を追い出されてしまう。
ホンドは自分より20以上も若いユンボクの恐るべき才能だけでなく端正な顔立ちにも魅了される。(刃物で切り取ったようなスッキリした顔立ち・・・とある)
と、ここまで読んできたとき、
「あれ?どこかで聞いた様な見たような〜似ているような、似てないような」(ストーリー途中デ失礼!)
わかた!思い出した!
同じような時代に同じようなシチュエーションがあった、あった!偶然?
多分、同じくらいの時代か??
フランスの詩人・ヴェルレーヌと若き美青年詩人・
アルチュール・ランボウの関係に似てる〜〜〜。もっともこちらのほうがずっと刺激的ですけど
中年ヴェルレーヌはランボウの才能と奔放な行動と何よりもその容姿の美しさに夢中になって妻子を捨ててしまいます。二人とも

×

です〜
今で言えばboys love?
別れはすぐに・・・刃傷沙汰の別れを経てランボウは詩人をやめ商人になったり転々とする。そして放浪の末、若くして病死。

左端にヴェルレーヌ、右隣にアルチュール・ランボウ
頭髪も薄いいい年したヴェルレーヌは青年(少年のような)ランボウの虜になり激しく溺れていきました。ランボウからの別れの言葉で逆上し発砲事件まで起こしたヴェルレーヌは収監され、ランボウは旅に出るのでした。
凄いですね〜この激しさって。
これに較べりゃ、私は平凡だ〜
あらら、シン・ユンボクも最後は師匠と別れて行方不明。こんな死に方はしていて欲しくない。
韓国には資料は残っていないそうです。
因みに、ホンドとユンボクの絵画はソウル市の国立中央美術館と澗松美術館の所蔵。国宝指定作品も多いです。
洋の東西を問わず、才能あるものにとってこの世は生きづらい所なのかも知れません。
逆に、悲劇が似合うと言えるのかも〜マイケルだってそうだった。
この疲れ目で最後まで読めるかな「風の絵師」〜二巻なり。

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